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かけがえのない家族

保護活動より・・・

先日、一匹の老犬がお星様になりました。


長年飼ってきたハスキーの老犬を、もうこれ以上面倒みきれないと、飼い主は自ら保健所に持ち込みました。


オムツをして、もはや起き上がることもできず、泣き叫んでいるハスキー…

どこか痛いの?
起き上がれないのがもどかしいの?
それとも…
飼い主さんを呼んでいるの?

二度と、迎えに来てくれはしない…


私にできることは、
少しでも楽な体制にしてあげて、
餌を食べさせてあげて、
お水を飲ませてあげる、


…ただ、それだけ。

ずっと、悲しそうに泣き続けるのだけれど、「大丈夫だよ、大丈夫」と声をかけながら頭をなでてあげると、なぜか泣き止む…

それがよけいに悲しかった…
やりきれない思い…


もうこれ以上面倒みきれないのなら、獣医さんにお願いし、腕の中で安楽死…

そんな選択もあるのでは?

致死量の麻酔をうつことによって、愛犬は眠るように旅立っていけるはず。

そして、最期の時には傍らにいてあげてほしい。

だって、かけがえのない「家族」なのだから…


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


みなさんは「犬の十戒」をご存知ですか?愛犬家なら、きっと一度は耳にしたことがあるのでは…?
あなたの愛犬の心の扉にしばし、あなたの心の耳を傾けてみてください。きっと、聞こえてくるはずです。愛犬のあなたへの切なる願い事が…


犬の十戒

1.私と気長につきあってください。
2.私を信じてください。それだけで私は幸せです。
3.私にも心があることを忘れないでください。
4.言うことを聞かないときは理由があります。
5.私にもたくさん話しかけてください。人のことばは話せないけど、わかっています。
6.私をたたかないで。本気になったら、私の方が強いことを忘れないで。
7.私が年をとっても仲良くしてください。
8.私は10年くらいしか生きられません。だからできるだけ私と一緒にいてください。
9.あなたには学校もあるし、友だちもいます。でも私にはあなたしかいません。
10.私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください。どうか覚えていてください、私がずっとあなたを愛していたことを。


人はペットを選べるけれど、ペットは飼い主を選ぶことはできないのです。自分を選んでくれた飼い主を信じて、ただ信じて、飼い主についていくしかないのです。だからこそ、スキンシップをはかり、いっぱい話しかけ、できるだけ時間を共有し、責任をもって最期の時まで面倒をみてほしいのです!


「犬の十戒」…犬をはじめて飼う人には、ぜひ読んでほしいです。
そして、すでに犬を飼っていて、「犬の十戒」を知ってる人にも、時折読み返してほしいのです。そうすれば、あなたの目を見つめ返してくる純粋無垢な目を、あらためて可愛く、そしてより愛しく思えるのではないでしょうか…
by cjl82810 | 2010-11-11 22:27 | 保護活動より