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菜食主義…その根底にある命の繋がり

保護活動より・・・

私の友人に菜食主義を貫いている人がいます。

私は勝手に、可哀想だから食べないんだ、と理解していました。

しかし先日、なぜ彼女が肉を食べないのか、詳しく知る機会がありました。
それは、ただ単に可哀想というだけではなくて、もっと奥深いものでした。

すごく考えさせられる内容でしたので、彼女からのメールを紹介したいと思います…


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広さと豊かな自然に恵まれた土地で、自分の畑で育てた餌を与え、(外国産の穀物飼料は使用してはいけない) 糞尿の後片付けも環境に負荷を与えることなくきちんと行い、動物の福祉にかなった世話を続け、ごく少数の動物を自分で育てて食べる、 あるいは増えすぎたイノシシやエゾシカなどを撃ち殺して食用にするなどは、 現在スーパーなどで普通に安価に出回っている国産・外国産のパック詰めのお肉を頂くよりはましなのではないかと個人的には思います。 私が家畜のお肉を食べないのは家畜がかわいそうだからではなく、人間の飢餓問題、環境問題が気になるからです。 牛、豚、鶏などの家畜飼料には穀物が使われていますが、その穀物はもちろん人間が食べることができるものです。 以下、地球生物会議ALIVE リーフレット「畜産動物のことを知りましょう 環境と健康のために」より引用


<飢餓問題> 世界で生産される大豆の95%が家畜の飼料。人間が食料としているのは1.5%のみ。 一人分の肉は、六人分の穀物を消費して生産されるといわれます。 人が食べることのできる穀物を家畜の餌とすることは、資源の乱費です。 もし先進国で肉食をやめ、穀物を平等に分配すれば、世界中で飢えている何億もの人を救うことができます。 日本では1hの牧草地につき牛一頭しか養えないが、1hの水田なら70人もの人を養える。


<環境問題> 家畜が放出するメタンガスは二酸化炭素の次に地球温暖化の原因とされています。 アメリカでは牧畜が水質汚染の第一原因であり、用水の約80%が畜産に使われるため水不足を引き起こしています。 日本でも家畜の糞尿が地下水や河川を汚染し、厳しい法規制が必要となってきています。 家畜用の牧草地を作るために、毎年世界中で広大な森や林が伐採されています。 森を伐採すると肥沃な表土が流出し、農作物の実りが乏しくなり、貧しい人々はさらに貧しくなっていきます。 さらに森林の消失は、野生の動物たちの住処を奪い、絶滅に追いやっていくのです。 先進国の肉食と資源の乱費によって、世界で5億人もの人々が飢えに苦しんでいる。 引用以上


私は、家畜のお肉を頂くということは飢餓の方々の人肉を頂くのと同じことだと思っています。 スーパーで買った家畜のお肉を食べるときは家畜に対してだけでなく、 家畜に穀物を奪われて飢えて死んでいく何億という飢餓のかたがたにも 深く感謝し、ありがたくいただくべき、と思います。 参考ホームページhttp://www.alive-net.net/animalfactory/index.html#地球生物会議ALIVE
by cjl82810 | 2009-12-13 01:50 | 思い